名前の知らない花の香りが
住宅街。夜道を歩いていると、やけに甘い香りがした。
気のせいだと思っていたらまたその甘い香りがしてきて、ふと脇に目をやると、塀一面に見慣れない花が咲いていた。
無数の小さくて白とか黄色の花が咲いていて、惜しげもなく香りを放っていた。
この花の名前を、通りかかる人のうち、何人くらいが知っているのだろう。
4月も終わりが近づいて、ソメイヨシノはとうの昔に散ってしまったけれど、僕が知らないだけで、世界は回り続けている
のかもしれない。
住宅街。夜道を歩いていると、やけに甘い香りがした。
気のせいだと思っていたらまたその甘い香りがしてきて、ふと脇に目をやると、塀一面に見慣れない花が咲いていた。
無数の小さくて白とか黄色の花が咲いていて、惜しげもなく香りを放っていた。
この花の名前を、通りかかる人のうち、何人くらいが知っているのだろう。
4月も終わりが近づいて、ソメイヨシノはとうの昔に散ってしまったけれど、僕が知らないだけで、世界は回り続けている
のかもしれない。